誠之社長の問わず語り【第56話】愛読書
2025/11/04
誠之社長の問わず語り
先週はアメリカのワールドシリーズ一色でしたね。
最終戦は私もテレビにかじりつきで観戦しました。
ドジャースもブルージェイズも世界最高峰に相応しい、素晴らしいシリーズを戦っていました。
最後まで諦めない強さが、少しだけドジャースが勝ったということでしょうか。
TVで見ていてもシビれる展開でしたが、実際に戦った現場の選手の皆さんを思うと、戦った全ての皆様に最大級の敬意を持たずにはいられません。
さて、今月は本を一冊ご紹介したいと思います。
9月にPHP研究所から発行された『上司 豊田章男』という本です。
著者は藤井英樹さん。
以下、藤井さんと書きますが、藤井さんは私が新入社員でトヨタ自動車に入った時の職場の1つ上の先輩で、以降、今日まで30年以上、親しくさせていただいています。
この度発行された著書では、トヨタ自動車の豊田章男さんが社長を務められた、2009年から2023年までの記録が克明に記されています。
藤井さんは豊田章男社長の活動に最も近い現場で、その活動をつぶさに見て書いてきた方です。
この本の中には、その現場を見た当事者しか知りえない内容が、余すことなくリアルに書き込まれています。
詳細は、本を手に取っていただきたいので紹介しませんが、どんな作家にも書けない、現場を知るものならではの実録が、次々に出てきます。
現役の社員がその体験を本にして発売する・・これを出来たことに、一般読者としては凄みすら感じますし、私自身は2009年から2016年まで8年間、藤井さんの後輩・部下として一緒に仕事をしていたので、その活動が形として残るということに、感動しかありません。
本に紹介されている最初の8年間においては、自分の仕事に重なることばかりで、読みながら、当時を思い出して涙するという、稀有な追体験もしました。
この本が発売されてから、書店に足しげく向かい、書棚を観察するようになったのですが、東京でも名古屋でも大阪でも、いい場所に平積みされていることが多く、ビジネス書でトップの売れ行きを示していました。
すごい先輩だなと改めて感じ入っている次第です。
名前は書かれていませんが、私自身も本の中に出てきます。
よかったら読んで探してみてください。


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