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誠之社長の問わず語り【第53話】大相撲に学ぶ

2025/08/01

誠之社長の問わず語り 

先日まで開催されていた大相撲名古屋場所は、近年の相撲人気の盛り上がりに加え、新たに完成したIGアリーナの?落としということもあり、チケットは即完売、連日満員御礼の大盛況のうちに終了しました。


 

先月も触れました通り、私どもでは放駒部屋を応援しておりまして、場所中は様々な形で支援させていただきました。

まずは私が会長を務めます放駒部屋東海後援会として、今年初めて部屋の幟旗を寄贈いたしました。

1本は部屋の宿舎である熱田神社に、もう1本は新たに完成したIGアリーナに飾られました。

 

 

また、弊社からは放駒部屋所属の一山本関の取組に懸賞幕を出させていただきました。

 

 

新しく始まったIGアリーナでの大相撲を観戦しましたが、会場内は涼しく、席も広くなってゆったり伸び伸び観戦することができました。

そして、約一か月の間、放駒部屋の皆さんをはじめ、大相撲に接してみて感じたことをご紹介したいと思います。

まずは力士の皆さんの努力について。

場所前には名古屋の猛暑の中、懸命に稽古する力士たちの様子に学ぶところがありました。

とことん稽古で追い込んで、そこから出てくる気力や最後のひと踏ん張り力を絞り出すことの積み重ねが、力士を強くしていくということが、改めてわかりました。

また、一山本関が序盤白星を積み重ねていったのには、本当に嬉しく感じました。

IGアリーナで初めて勝ち越した力士になったことは誇ってもいいのではと思いました。

 

 

一方、後半、横綱戦が組まれ、あと一歩のところに追い込むなど見せ場はあったものの、黒星が続き、勝利を二桁に乗せられなかったことは残念ですが、高いレベルで最後まで優勝争いをするには、もう一段の努力がいるのだということを、まざまざと感じることができました。

仕事でもきついところで踏ん張って、もう一段力を出せるかどうかが試されるところで、何にしても、諦めず続けることが大切ですね。

一方で、歴史ある国技らしい一面を、改めて感じたこともありました。

まずは、裏方の皆さんの働きぶりが実に素晴らしいこと。

呼び出しの皆さんの土俵づくりから、懸賞幕や座布団準備など土俵周りの様々な仕事をそつなくこなす様は、トヨタ生産方式かと思うような段取りの良さ。

しかも所作がとてもきれいで、ついそちらにも目がいきがちになってしまいます。

また、放駒部屋の若手力士の本場所での仕事ぶりも少しだけ見ることができました。

所属の一山本関の付き人だけでなく、一門のつながりで新横綱・大の里関の付き人として2名がお手伝いしていることも、驚きでした。


 

永く続いてきたものをしっかり継承していく大切さや苦労が、このようなところに現れているなと思いました。

そして千秋楽を終え、放駒部屋の力士が皆大きな怪我がなく、無事に相撲を取り切ってくれたことに、心より安堵しています。

怪我をしないということも、とても大事なことで、私たちもまずは安全に作業をやりきることが大事だなと、改めて思い至りました。

毎年感じますが、1年経つと若手力士は、より大きくなって名古屋にやってきます。

来年も彼らがより大きくなって名古屋に来てくれることを心待ちにするとともに、迎える私たちも成長して、今年以上にいい名古屋場所を過ごしてもらえるよう、精進したいと思います。