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中日コプロ2030Vision 2023年度活動報告C【環境に配慮した3Sセグメント工法施工】

2024/06/07

SDGs 

3Sセグメント工法は、老朽化した下水道管をそのまま活かして再生する、管更生工法の1つです。

 

〈環境への影響について〉

・下水が流れた状態でも施工が可能。

(多少の流量の下水であれば水替工をする必要がない。長時間、汚水流下止めの必要がないため、溢水などの恐れがない)

・現場内に配置する専用車輌や機器が他の更生工法に比べて少なく済む。

(交通規制の規模を少なくでき、騒音・振動などの影響も少ない)

・非開削工法なので、道路の掘削をせずに工事完了が可能。

(周辺住民、他企業埋設物への影響を低減できる)

 

<工法説明>

下水道管きょ更生工法(複合管・製管工法)

・円形管や矩形きょなどの既設管きょの内面に硬質プラスチック製のセグメントを組み立て、セメント系充填材を注入して一体化させる工法。

・同素材の円形部材、直線部材、コーナー部材(3Sセグメント部材)の組み合わせにより、円形管きょ及び矩形きょ、馬蹄管きょの製管が可能。

前述の部材を短ボルト・ナットで固定し、1つのリング(200mm)を形成し、さらにそのリングを管軸方向に長ボルト・ナットで連結して更生管を製管する工法。

・セグメント部材は透過性であり、既設管と更生管との間に注入する充填剤の注入状況が目視確認できる。

・充填剤は現場に配置したプラント車にて、充填剤(粉体)と水を既定の比率で練り混ぜものを使用する。