誠之社長の問わず語り【47話】断髪式に思う
2025/01/31
誠之社長の問わず語り
先日まで大相撲の初場所が行われていました。
中盤に負けが込んだ豊昇龍関が、後半盛り返し、最後は巴戦を制して優勝。
見事横綱に昇進を決めました。最後まで諦めない気迫あふれる相撲があっての昇進だと思います。
本当におめでとうございます。
こうした明るいニュースの裏で、引退する力士もいます。
横綱 照ノ富士の引退は大きなニュースになりましたが、そのほかにも土俵を去った力士が何人もいます。
実は私、放駒部屋の東海地区後援会を結成して支援しているのですが、放駒部屋でも一人、この初場所をもって引退した力士がいます。
若山中さんという力士で、14年間力士生活を送りましたが、怪我のため引退となりました。
先日の千秋楽後に断髪式をするということで、私も参加させていただき、鋏を入れました。
入門した時の親方である元若島津 前の二所ノ関親方もお越しになり、鋏を入れておられました。
参加した全員で鋏を入れ、最後に現在の親方である、放駒親方が止め鋏を入れ、髷を落としました。
若山中さん本人も親方も目に涙を浮かべながら鋏を入れている様子に心を打たれました。
力士が髷を落とすという決断は重いものなのだと思います。
親方と弟子の間の信頼関係がしっかりあった上で、自分の置かれている状態を判断し決断をする力士本人、その状況を常に見ていて決断を後押しする親方、それぞれの思いがあっての涙だと思います。
髷を落としたあと、髪を整えて再登場した若山中さん。
笑顔にあふれていました。
一区切りつけた晴れやかさもまた印象に残りました。
新たな人生を歩みだす若山中さんをこれからも微力ながら応援したいと思います。
私と従業員の皆さん、協力会社の皆さんとの間にこうした関係はあるのか。
まだまだ道半ばだと痛感はしていますが、このような関係ができるよう、日々、信頼の積み重ねをしていこうと、しみじみ感じました。
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