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【ボクシング】全日本合宿inウズベキスタンのご報告

2023/07/31

皆様こんにちは。

ボクシング競技の鬼頭茉衣でございます。


7月9日から19日にかけて全日本合宿としてウズベキスタン ヤンギバードに行ってまいりました。

現地にはウズベキスタンチームだけでなく、ロシア、タジキスタン、ベトナムも参加しており、

日本を含む計5ヵ国の合同合宿でした。


今回合宿を行ったヤンギバードは山の中にあり、標高が高い位置にあることから、

町全体がボクシングの合宿場として発展しています。

私たち女子選手の合同合宿以外にも、ウズベキスタンの各年代のチームが合宿をしており、

総勢500〜600人ほどのボクサーが滞在しているとのことでした。


今回の合宿では、基本的に毎日2部練習で、走り込みとジムワークの繰り返しでした。

現地は山の中のため、標高が高く常に上り坂であるがゆえに、

距離でいえばたった5kmほどの走り込みでしたが、めちゃくちゃキツかったです。

しかもなんと、ウズベキスタンは気温が連日45℃以上もあるんです。

太陽に痛みを感じたのは初めてです。


ジムワークはほとんどが、対人練習でした。


海外の選手は、鼻血が出ようが、血まみれになろが、おかまいなし。

絶対に手を止めません。それが安全面で正解かはおいておいて、

そういった気の強さは日本人ボクサーにはない強みだと思います。


普段の練習からいろいろな展開を想定して、

それに対応した戦術やスキルを養っているのですが、今回は今までにない展開を経験し

それに対する自分のスキル/対応が悪かったので、帰国後の宿題となりました。

一方、ここ1年特に強化してきたフィジカル面については、ものすごく成長を感じれたので嬉しく思います。


練習後は宿泊所近くの川でクールダウンをしていました。

水温が最高で、しっかり筋肉を冷やすことができ、いいケアができたと思います。



合宿終了後は、帰国前に「シベリア抑留」で捕虜となってしまった方々の

日本人墓地へお墓参りに伺いました。


ここには、第二次世界大戦時に、

私よりも若い年齢で捕虜として捕らわれ、強制労働をさせられ、

日本に帰国することが叶わないまま亡くなってしまった方々が眠っています。

身元が不明でお墓に名前がない方もいらっしゃいました。

歴史を学ぶことは、とても大事なことだと思います。

日本人としてここの場所に訪れることができ、光栄に思います。



正直なところ、今回の合宿はあまりいい手ごたえを得ることができませんでした。

ですが、「手ごたえがなかった」ことがむしろ、成長のきっかけにもなりうるので、

帰国後の日本でしっかり修正したいと思います。




今後のスケジュールとして、8月にイタリアへの個人遠征が控えております。

こちらについても改めて、ご報告させていただきます。


引き続き、精一杯取り組みます!

今後ともご声援の程、よろしくお願い申し上げます。